「より高いレベル、より良い判断、より高いインテンシティ:Monetaが語るアルゼンチン成功の秘密

スターウィングのMarcos Monetaによれば、アルゼンチン代表はあらゆる面で成長を遂げており、「ほぼ完璧なシーズン」をグランドファイナル優勝で締めくくることを目指しているといいます。

今週末、ロサンゼルスでアルゼンチン代表は大きな栄冠を追いかけます。
青と白の戦士たちは、男子HSBC SVNSリーグとグランドファイナルを同時制覇する史上初の国となるだけでなく、「今、世界で最も強いチーム」であることを証明できるチャンスを手にしています。

この二つの目標がチームを前進させているのはもちろんですが、同時に、痛みを伴う二つの記憶も原動力になっています。

「グランドファイナルで負けたことは、本当に辛かったです」と、Marcos Monetaは昨シーズンのタイトルマッチでフランスに19-5で敗れたことを振り返ります。「でも、オリンピックの準々決勝でフランスに26-14で負けたことの方が、さらに堪えました。

あの後、2、3か月かけて、なぜ失敗したのかを理解しようとし、自分たちについて多くのことを学びました。

今シーズンは、アタックもディフェンスも、全体的なラグビーのレベルが上がりました。それに加えて、試合の大事な局面、たとえば準々決勝や準決勝、前半最後のボールをどう処理するかといった場面で、より良い判断ができるようになったと思います。
そうした決定的な瞬間で、立て直したり、試合を勝ち切ったりする力を身につけることができました。」

「ゲームのすべての場面でインテンシティを」

目に見える成長だけでなく、目には見えにくい部分でも進化がありました。

「一言で表すなら、それは『インテンシティ』だと思います。アタックでも、ディフェンスでも、ゲームのすべての局面でインテンシティを発揮できる。それが僕たちの大きな特徴であり、私たちを定義する言葉だと思っています」とMonetaは語り、さらにこう付け加えました。「他のチームの選手たちと話すと、みんな『お前たち、本当にインテンシティがすごいな』って言ってくれます。」

パース、バンクーバー、香港での連勝は、チームの取り組みが確かなものであることを十分に証明しましたが、Monetaにとって、最近のある試合こそが、自分たちの進化を象徴する一戦だったといいます。

今月初め、シンガポール大会のプールA初戦で南アフリカに敗れたアルゼンチンは、次戦のグレートブリテン戦にすべてを懸ける必要がありました。

2日間の短縮フォーマットにより、勝てばそのまま準決勝に進出できる一方、敗れれば9位決定戦行きとなり、フィジーにSVNSリーグタイトルを奪われる可能性がありました。つまり、ここまで積み重ねた素晴らしいシーズンが、すべて水の泡になってしまう瀬戸際だったのです。

「本当にストレスの多い試合でしたが、どう戦えば勝てるかを分かっていました」と、試合開始2分でトライを決め、19-12の勝利に導いたMonetaは笑顔で振り返りました。

自身にとって代表通算150トライ目という記念すべきトライでしたが、176試合で152トライという驚異的な記録以上に、チームが「本当に大事な場面で勝てる」と証明できたことに価値を感じているといいます。

「恐怖はスポーツの一部」

インテンシティに満ちたプレーを見せながらも、今シーズンのアルゼンチン代表には笑顔が絶えませんでした。それは、6大会中5大会で表彰台に上がる(唯一逃したのはケープタウン大会の5位)という成績によるものだけではありません。

「私たちはいつも、楽しんでプレーすること、ピッチの中で笑顔でいることを心がけています。笑顔で、愛情をもって、良いエネルギーでプレーすれば、パフォーマンスは確実に上がるのです」とMonetaは語ります。

もちろん、またしても最後に敗れる可能性がゼロではないことも理解しています。しかし、その「恐怖」を押し殺すのではなく、正面から受け止め、笑顔とともに立ち向かおうとしているのです。

「恐怖はスポーツの一部だと思います。Lionel MessiやAntoine Dupontでさえ、ある場面では恐れを感じているはずです。でも、それにどう向き合うかが大事なのです。
恐怖が大きければ、それだけ大きなチャンスがある証拠。そして、それはその出来事が自分にとってどれほど大切かを示しているのです。」

「祝うには最高の場所」

ロサンゼルスでの試合は、Monetaにとって非常に大きな意味を持っています。

これまで何度も苦しめられてきた南アフリカ、グレートブリテン、そして昨年の天敵フランスと同じプールに入り、グループ突破だけでも容易ではありません。しかし、彼らの視線はさらに高い目標を見据えています。

「私たちはLAで、今自分たちが世界一のチームであることを証明したいと思っています。怖がることなんて何もありません。本当に良いチャンスです」と、Monetaは力強く語りました。

「リーグとグランドファイナルの両方を制覇する最初のチームになることができたら、それは本当に、本当に素晴らしいシーズン、ほぼ完璧なシーズンになります。

そして、ロサンゼルスは、それを祝うには最高の場所です。」